パターイップスとのつき合い方

この記事を友達に教える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

イップスとは、狭義の意味としては、練習では何でもない 1~2メートルほどのパットが、競技になると緊張のあまり震えて打てなくなる、あるいは筋肉が麻痺してカツンと強く打ってしまい、はるかにカップをオーバーしてしまうことをいいます。

また広義の意味では、 アプローチ、 バンカー、 アイアン、ドライバーにいたるまで、緊張のあまり身体がかたくなってうまく打てなくなることを総称します。

イップスという言葉が日本で使われるようになったのは比較的新しく、ここ20年ほどではないかと思います。

日本ではむしろ 「しびれる」という言葉のほうがよく使われてきたのではないでしようか。

しかしながら外国においては1912年に、ハリー・バートンが ‘How To Play Golf のなかで、

イップスという言葉こそ使用していないものの、自らのショートパットの恐怖体験について詳しく述べています。

なせ、イップスになるのか?

ゴルフのメンタル面で非常に厄介な「イップス」、これは精神疾患です。

多くの場合、この病気の症状はパッティングに表れるが、人によっては、ドライバーやアプローチで発症することもあります。

症状は、自分の身体の筋肉が硬直して自分の思ったように動いてくれないというものです。

パッティングでいうと、 50センチのパットがショートしたり、パンチが入り大オーバーしてしまったりします。

イップスは、大事な場面でショートパットを何度も外すようなことがあると発症しやすいと言われています。

簡単なパットを外すと、次に同じような場面になると、「このショートパットも外すかもしれない」という不安を感じ始めます。

こうした不安が高まると、 やがて脳は同じ場面になると、筋肉を硬直させる神経回路が働いてしまいます。

これでは、脳からの指令が手や腕に届かず、ゴルファーは、パターをどう動かしていいのかわからなくなります。

その結果、50センチをシヨートしたり、大オーバーしたりします。

アメリカでの研究によれば、プロおよびシングルのうち、4分の1から半数にイップスの影響が及んでいるというから、けっして特殊な病気とはいえません。

では、不幸にして、あなたがイップスに罹ったら、どうすれないいのか?

残念ながら根本的な治療法はないと言われています。

ただ、原因が心にあることがわかっている以上、治療すべきはイップスに罹ったゴルファーの心です。

つまり、

少なくとも不安を感じても身体が動いてくれるようにもっていくことです。

最初は100%入るはずの10センチのパットから始め、少しずつ距離を伸ばして、成功体験を積み重ねます。

こうして、ショートパットに対する不安がなくなれば治療は成功です。

しかし、話はそれほど単純ではなく、練習では「もう大丈夫」と思っても、本番では手が動かなくなるというケースが多いのです。

なんとかそのパットをねじこんだとしても、本人には「やはり手が動かなかった」という感覚が残り、そのイヤな感覚が払拭できない限り、完治したとはいえないでしょう。

大事なことは、アマチュアは、プロとは違って、1打1打に高額の賞金がかかっているわけではないから、イップスになる人は少ないとは思います。

それでも、罹ってしまったゴルファーには、たかがゴルフ、そのパットを外したところで命がとられるわけじゃないし、スコアのことなんか忘れて、もっとゴルフを楽しみましよう!

参考になれば幸いです。